メタマスクにBSCネットワークを追加したい。
設定方法を初心者でも分かるように解説してほしい。
そんなお悩みを解決します!
今回は、「MetaMask(メタマスク)にBCS:Binance Smart Chainを追加する設定方法」を画像付きで解説します。
BSCとは、海外仮想通貨取引所バイナンスが運営・管理している独自チェーンです。DefiやWEB3.0をはじめる方にとっては必須といっていいチェーンになります。
メタマスクはデフォルトの状態だとBSCチェーンに接続されていないので、この記事を読んで追加しておきましょう。
1分で理解できる要約
- メタマスクにBSCチェーンを追加するには、設定からBSCのネットワーク設定値を入力する必要がある
- BSCチェーンから他のチェーンへの切り替えは簡単にできる
- BSCチェーンはガス代(ネットワーク手数料)が安い&処理速度が高速なので使い勝手がいい
メタマスクのお役立ち記事 | |
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インストール方法 | 複数アカウント作成方法 |
コインチェックからの送金方法 | ビットフライヤーからの送金方法 |
BSC追加方法 | ブリッジのやり方 |
NFTの表示方法 | NFTの受け取り方 |
トランザクションエラー対処法 |
もくじ
メタマスクにBSCネットワークを追加する方法
それでは、スマホアプリとパソコン(Google Chrome)それぞれのやり方を解説していきます。
メタマスクのインストールと初期設定が済んでいない方は、以下の記事を参考にやってみてください。
メタマスク(MetaMask)の始め方!インストール手順をスマホ・PC別に紹介
スマホアプリ編
メタマスクのスマホアプリにBSCネットワークを追加する方法はこちらです。
PC版も同じような流れで設定できますが、画像で確認したい方は次の章にジャンプしてください。
①まずはメタマスクを開き、画面左上の三本線をタップします。
②サイドメニューが表示されたら「設定」をタップします。
③次に「ネットワーク」をタップします。
④「ネットワークを追加」をタップします。
⑤以下のBSCのネットワーク設定値を入力して、「追加」をタップします。
BSCのネットワーク設定値
- ネットワーク名:Binance Smart Chain
- RPC URL:https://bsc-dataseed.binance.org/
- チェーンID:56
- シンボル:BNB
- ブロックエクスプローラーURL:https://bscscan.com/
⑥内容を確認して「了解」をタップします。
⑦画面上部の「ウォレット」の下に「Binance Smart Chain」と表示されていれば設定完了です。
メタマスクにBSCネットワークを追加することができました。
パソコン(Google Chrome)編
Google Chrome版のメタマスクも、アプリと同様のやり方でBSCネットワークの追加が可能です。
①まずはGoogleChromeのタブバーにあるメタマスクをクリックします。
②メタマスクのウォレットが表示されたら、ネットワーク名「イーサリアムメインネット」をクリックします。
③「ネットワークの追加」をクリックします。
④以下のBSCのネットワーク設定値を入力して、「保存」をクリックします。
BSCのネットワーク設定値
- ネットワーク名:Binance Smart Chain
- RPC URL:https://bsc-dataseed.binance.org/
- チェーンID:56
- シンボル:BNB
- ブロックエクスプローラーURL:https://bscscan.com/
⑤画面右上に「Binance Smart Chain」と表示されていれば設定完了です。
メタマスクにBSCネットワークを追加することができました。
BSCからEthereumにネットワークを切り替える方法
念のため、メタマスクのネットワークをBinance Smart ChainからEthereum Main Networkに切り替える方法をご紹介します。
スマホアプリ編
まずはスマホアプリ編です。PC編を確認したい方は、次の章にジャンプしてください。
①メタマスクのスマホアプリを開いた状態で、画面上部の「Binance Smart Chain」をタップします。
②ネットワークの一覧が表示されます。
この中から「Ethereum Main Network」をタップすれば、ネットワークの切り替えが完了です。
パソコン(GoogleChrome)編
続いて、PC版のメタマスクでのやり方です。
①メタマスクを開いた状態で、画面上部の「Binance Smart Chain」をクリックしてください。
②ネットワーク一覧が表示されるので、「イーサリアムメインネット」を選択すれば切り替え完了です。
メタマスクのBSCに関するQ&A
最後に、メタマスクのBSCに関してよくある疑問をまとめました。
そもそもBSCとは?
BSCとはBinance Smart Chainの略で、海外仮想通貨取引所Binance(バイナンス)が運営・管理する独自チェーンのことです。
BSCで仮想通貨などを送受信する際は、ガス代と呼ばれる手数料としてバイナンスコイン(BNB)が必要です。あらかじめ仮想通貨取引所で購入しておきましょう。
メタマスクにBSCを追加するメリットは?
メタマスクにBSCを追加する最大のメリットは、Ethereum Main Networkよりもガス代が安く済むことです。
Ethereum Main Networkでは、ユーザー数が増加したことによって生じたガス代の高騰や処理速度の遅延が問題視されています。
その点、BSCのガス代はEthereum Main Networkの1/6程度と、圧倒的に低コスト。処理速度も高速です。
BSCを採用しているプロジェクトは?
- PancakeSwap
- Venus
- 1inch Exchange
- BakerySwap
- Alpaca Finance
- STEPN
- Calo Run
上記の通り、BSCを開発基盤に使っているプロジェクトは様々です。分散型取引所をはじめ、DeFiサービスやDEXアグリゲーター、STEPNやCalo RunなどのNFTゲームが名を連ねています。
もちろん、これらのプロジェクトは、メタマスクにBSCネットワークを追加しておくことで利用可能です。
ガス代として使用されるBNBはどんな通貨?
BSCのガス代として使用されるBNBは、もともと仮想通貨取引所Binance(バイナンス)内で使用されることを目的に発行されたユーティリティトークンです。
バイナンスでBNBを保有しておくことで、取引手数料が割引になったり、最小取引額を下回る通貨をBNBへコンバート(両替)してもらえたりするなどのメリットが得られます。
また、仮想通貨の時価総額ランキングにおいては、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)に次いで上位を維持。
BSCの利用者が増えるほどBNBの償却(バーン)量も増える仕組みが導入されているので、将来的な価値の上昇が期待されています。
まとめ
仮想通貨ウォレットMetaMask(メタマスク)にBCSを追加する設定方法を解説しました。
記事の内容をおさらいしておきましょう。
1分で理解できる要約
- メタマスクにBSCチェーンを追加するには、設定からBSCのネットワーク設定値を入力する必要がある
- BSCチェーンから他のチェーンへの切り替えは簡単にできる
- BSCチェーンはガス代(ネットワーク手数料)が安い&処理速度が高速なので使い勝手がいい
BSCの追加設定自体は、3分もあれば完了です。
取引の際にはガス代としてBNBを支払う必要はありますが、Ethereum Main Networkの1/6程度で済みます。
海外仮想通貨取引所バイナンスからの資金も送金しやすいので、まだメタマスクにBSCネットワークを追加していない方は、記事を参考にやってみてください。
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